大人気のハッカ油スプレーですが、実はアロマと組み合わせる事で更なる虫除け効果を発揮するんです(*´∀`*)
でも気をつけないとアロマの種類によっては、逆に虫をおびき寄せてしまうことになってしまうことも。。
本記事では、ハッカ油の効能・ハッカ油スプレーの作り方・アロマとの組み合わせと注意点について解説していきます。
ハッカ油スプレーの効能
ハッカ油スプレーを作る前に、まずはハッカ油の効果について確認しておきましょう。
筆者が思っているよりもずっと万能でした(笑)
①虫除け
ハチやアブ、ブヨ、ゴキブリなどの虫除けになります。
蚊に対しての効果はハチやアブに対しての効果と比べるとやや薄くなりますが、エッセンシャルオイルと組み合わせる事で虫除け効果をアップすることができます。
あとでもう少し詳しく解説します。
②涼感効果
ハッカ油に入っているメントール成分が、冷んやりとした感覚をもたらします。
ドラッグストアで売っているクールタイプのローションにもだいたいメントールが入っていますが、それと同じような冷んやり効果を実感できます。
無水エタノールを混ぜると揮発性が増し、さらにスースーした感じを得ることができます。
③抗菌
大腸菌O-157が流行ったときに話題になったのもハッカ油でした。
ハッカ油に含まれるメントール成分が、少量でO-157を全滅させてしまうということで、ハッカ油は一躍時の人(油?笑)となったのでした。
雑巾掛けや台拭きをするときに、バケツなどにハッカ油を2〜3滴垂らして絞って使うだけで、殺菌・虫除け効果が得られます。
④消臭
生ゴミから下駄箱まで、ありとあらゆる消臭に使えます。
生ゴミへはハッカ油スプレーをシュッと一拭き、下駄箱へはハッカ油を染み込ませたコットンを置いておくだけで消臭ができます。
外食で歯が磨けないときには、コップに1滴垂らすだけで即席マウスウォッシュが出来上がります。
⑤リラックス&リフレッシュ
ハッカ油に含まれるメントール成分が、気持ちをスッキリさせてくれます。
強めの香りにすると眠気覚ましにもなりますが、弱めの香りは逆にリラックス効果を引き出します。
夏はお風呂に数滴垂らすと、メントール成分がサッパリと気持ちよくさせてくれます。
仕事や勉強、乗り物酔いなどの気分転換にも最適です。
⑥飲用
実はハッカ油は食用にもなるんです。
例えばモヒートに入れてハッカの風味を楽しんだり、紅茶に1滴垂らしてミントティーにしたり。
嘘だと思ったらハッカ油の箱を見てみてください。
「賞味期限」書いてありますから。↓ほら、ホントでしょ(笑)
ハッカ油スプレーの作り方
材料
①ハッカ油
※1滴ずつ垂らせるタイプの方が作りやすい
②無水エタノール
③水
※水道水でも可
④スプレーボトル
後ほど詳しくご説明しますが、スプレーボトルの素材がポリスチレン(PS)のものはハッカ油を入れると溶けてしまうので避けましょう。
安く揃えたいなら、セリアやダイソーなどの100均にも使えるスプレーボトルがありますので、探してみてください。
↓下の写真はダイソーのスプレーボトルですが、素材がポリスチレン(PS)ではないためハッカ油スプレーにも使用できます。(でもダサさはMAX笑。セリアは無地なので○、アロマ用スプレーボトルはやっぱりカッコいいです。。)
ダイソー《スプレーボトル》素材
- 本体:ポリプロピレン(PP)
- ノズル:ポリプロピレン(PP)
作り方
【Step①】スプレーボトルに無水エタノール5mlを入れる
ダイソースプレーボトルのキャップだと5mlはこのくらい。
ボトル本体に入れると模様の少し下あたり。
【Step②】ハッカ油を10滴入れ、軽く振って混ぜる
ハッカ油のビンを振らなくてもポトポト出てきます。
むしろ出し過ぎ注意。
【Step③】水(精製水or水道水)を入れてよく振ったら完成
完成!
(・・・やっぱりこの柄はちょっとダサいな。。セリアの方が良かったかも(@_@))
無水エタノールが無い場合
無水エタノールがない場合は、Step①を飛ばして水とハッカ油だけで作ります。
ハッカ油を水に溶けやすくするための無水エタノールが入っていないので、ハッカ油と水は当然分離しますが、使用直前によく振って撹拌すれば問題ありません。
どう違う?「精製水」と「水道水」
「ハッカ油スプレー」と調べると精製水を使った作り方がほとんどですが、そもそも精製水と水道水はどう違うのでしょうか。
筆者調べによると、大きな違いは塩素等の水以外の成分が混じっているか否かでした。
水道水には水道法により定められた塩素(蛇口での残留塩素濃度を1リットル当たり0.1ミリグラム以上保持すること)が含まれています。
なので美容目的で化粧水やアロマをやっている人は、少しでも肌に負担の少ない精製水を使っているんだと理解しました。
そう聞くと精製水の方がいいような気もしたんですが、そもそも何故水道水に塩素が入っているかというと、細菌を殺菌し衛生的な状態を保つためだそうです。
対して精製水は良くも悪くも混じりっけなしの「The・水」なので、開けた瞬間から空気中の雑菌等が精製水内で増殖するスピードが早いらしい。。
新品の精製水を開けてすぐに全部使い切れるなら精製水がベストだとは思いますが、精製水のボトルって大きくないですか?
消費期限も開封後10日前後のものが多いので、結局ハッカ油スプレーを作って余った分は使いきれないんですよね、筆者の場合は。
スプレー自体の”持ち”も、殺菌作用のある塩素が入ってる水道水で作った方が腐敗しにくいのは間違いなさそうだし、そもそも虫除けが目的であってスキンケアが目的じゃないし、毎日水道水で全身(もちろん顔も)洗ってるけど全然平気だし、水道水で困ることってないんですよね。
なので、筆者が色々と調べて出した結論は「水道水で充分!むしろ腐敗しにくい!かもしれない」です。
専門家ではないあくまで素人一個人の意見ですが、水道水で充分でしょう!笑
15ヶ国しかない世界で水道水を飲める国の中でも、最も厳しい51もの水質基準項目を設けられている日本の水道水を信じます(*´∀`*)
ハッカ油×アロマで虫除け効果UP
エッセンシャルオイルの中には、虫などが嫌がる香りを出すものがあります。
これは植物が自分の身を守るための機能で、忌避(きひ)効果といいます。
この忌避効果のあるエッセンシャルオイルをハッカ油スプレーに数滴入れることで、虫除けの効果をより強くすることができます。
虫除け効果のあるアロマ
蚊 | ゼラニウム、レモンユーカリ、シトロネラ、レモングラス |
---|---|
ダニ | レモンユーカリ、シトロネラ、ハッカ、ラベンダー |
ゴキブリ | クローブ |
ハチ | ペパーミント |
アブ | レモンユーカリ、ラベンダー・スーパー、ローズマリー・カンファー |
ブユ | ペパーミント、レモンユーカリ、シトロネラ |
※忌避効果の逆で、虫をおびき寄せてしまう誘引効果をもつエッセンシャルオイルもあるので、使用する際はそのエッセンシャルオイルの効果をよく調べてから使用するようにしましょう。
ハッカ油×アロマの虫除けスプレーの【注意点】
スプレーボトルの素材【PS】はNG
ハッカ油スプレーには、素材がポリスチレン(PS)のボトルは使用できません。
理由は、ハッカ油と化学反応を起こしてボトルが溶けてしまうからです。
ハッカ油スプレーに使うスプレーボトルは、次の素材でできたスプレーボトルを使うようにしましょう。
ハッカ油スプレーに使える素材
- ガラス
- ポリエチレン(PE)
- ポリプロピレン(PP)
※本体だけでなくノズル部分の素材も同様に注意!
アロマの種類によっては逆効果
虫除けに効果があると思って使っていても、逆に虫をおびき寄せてしまうエッセンシャルオイルもあるので注意が必要です。
例えば、ゼラニウムは蚊に対して忌避効果がありますが、逆にハチを誘引してしまう効果もあります。
どの虫を避けたいのか、どんな虫が多いところでの虫除けスプレーを想定しているのかによって、使用するエッセンシャルオイルは変わってくるので、使用する前によく調べてから使用すると悲惨な思いをせずに済むかもしれません。
虫除けアロマについてはこちらのサイトがわかりやすかったので、是非参考にしてみてください。
筆者の場合はレモンユーカリが一番使い勝手が良いです。
エッセンシャルオイル(精油)以外は効果❌
アロマオイルやフレグランスオイルといったものは、エッセンシャルオイル(精油)とは全くの別物である場合があります。
エッセンシャルオイル | 100%天然香料 |
---|---|
アロマオイル | すべての香料の総称 |
フレグランスオイル | 人工香料 |
フレグランスオイルはエッセンシャルオイルに比べて安いことが多いですが、期待している効能が出ないばかりか、肌につけるのはよくない場合もありますので、虫除け目的でハッカ油スプレーに合わせるのはエッセンシャルオイルがGoodです。
保存期限に注意
ハッカ油スプレーの使用期限は1〜2週間程度とされているようです。
特に精製水で作った場合は腐敗しやすいので、なるべく早く使い切った方が無難です。(無水エタノールを入れると多少防腐剤代わりになります。)
冷蔵庫での保存を薦めている方もおられますが、現実的にアウトドアで虫除けスプレーとして使うなら1日に数回スプレーしたいので、外で持ち歩くことになります。
アウトドアでの使用を前提とするなら、その都度使いきれる量をこまめに作るようにするのが理想ですね。
ペットがいる場合は注意
人間にとってはとても便利なハッカ油も、ペットにとっては猛毒になることがあります。
特に猫は人間と違って、エッセンシャルオイル(精油)に含まれる成分を解毒することができず、肝機能や腎機能に障害を引き起こしてしまいます。
ハッカ油は精油ですので、猫にとっては命取りになってしまいます。
もちろんエッセンシャルアロマオイルもNGで、アロマポッドで気化させたものもNGです。
猫を飼っている場合は、ハッカ油を使わずミントを育ててミント水を作れば、ハッカ油スプレーと同じような効果が期待できます。
一番の防虫対策は肌を露出しないこと
ハッカ油スプレーは手軽に作れて虫除けにも涼感スプレーにもなる夏の必需品ですが、何と言っても一番の防虫対策は肌の露出を少なくすることです。
林間サイトでのキャンプや、舗装されていない釣り場を歩くなら、長袖(アームカバー)長ズボン(レギンス)で手足の露出を抑えましょう。
数年前に筆者は虫除けもせず半袖半ズボン(長靴だけは履いていたが、、)で藪漕ぎして、いろんな虫の餌食になりました(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
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ハッカ油スプレーに忌避効果のあるアロマをブレンドした虫除けスプレーにプラスして、肌の露出の少ない格好でキャンプや釣りを楽しもうと思います(笑)