夏のアウトドアでもキンキンに冷えた旨い飲み物が飲みたい!と思ったことはありませんか?
今回は夏のアウトドアにキンキンを加えたくて、「ものづくりの街」燕三条でオリジナル純銅タンブラーを作成してきました。
この記事では、何故銅のタンブラーだとビールやアイスコーヒーが美味く感じるのか、自作の純銅タンブラー作りに掛かる費用・時間等についてまとめています。
これで冬はククサ、夏は純銅タンブラーと、気候に合わせた自作カップのバリエーションができました!
純銅タンブラーとは
そもそもなんで銅タンブラーなの?
銅のタンブラーが好まれる理由、それはズバリ「手や唇から伝わる冷やっとキンキン感」です。
「銅のタンブラーだとビールが旨いよ!」
「やっぱアイスコーヒーは銅のカップだよな」
夏になるとこういった銅食器の話を聞くことがありませんか?
その大きな理由の一つに銅が持つ熱伝導率の良さがあります。
素材 | 熱伝導率 W/(m・K) |
---|---|
銅 | 398 |
アルミニウム | 237 |
チタン | 21.9 |
ステンレス | 16 |
プラスティック | 0.2 |
木(檜) | 0.13 |
上の表はこちらのサイトを参考に各素材別の熱伝導率をまとめたものです。
この中では銅がダントツで熱伝導率が良いことがわかりますが、ここから銅タンブラーのメリット・デメリットが見えてきました。
メリット
銅タンブラーは飲み物の温度がタンブラーへ伝わりやすいので、冷たい飲み物は唇をタンブラーにつけた瞬間にキンキンに冷えている感覚を味わうことができます。
キンキンに冷えた飲み物が口の中に入る前に唇で冷やっと感を先取りすることで、より一層飲み物が冷たく感じます。
デメリット
熱伝導率が良いということは、冷たいものだけではなく当然暑い飲み物の熱も伝わりやすくなります。
ホットコーヒーなどを飲む時には、タンブラー自体がとても熱くなるので、タンブラーを持つ手や唇を火傷してしまう恐れがあります。
金属製のカップ全てに言えることですが、暑い飲み物には不向きであると言えます。
有名珈琲店もアイスは銅にこだわり
自称コーヒー好きな筆者(詳しくはないけど)が良く行く上島珈琲店やコメダ珈琲店でも、アイスコーヒーは燕三条産の銅マグカップで提供されます。
今日は #洋食器の日
銅の美しい光沢と、熱伝導率の良さは冷たいアイスコーヒーに非常によく合います。
上島珈琲店の銅マグは優れた職人が集まる新潟県燕市から生まれました。
キンキンに冷えた銅マグであなたをお待ちしています。#銅マグ #職人の一品 pic.twitter.com/ViodunyAI1— 上島珈琲店 (@ueshimacoffee) July 12, 2019
豆や淹れ方にこだわっているカフェは多くあるかもしれませんが、上島珈琲店の器にまでこだわっている感じがたまらんですなぁ。
上島珈琲店でも銅マグカップは売っているけどちょっと高めなので調べてみたら、燕三条の和田助製作所の銅マグカップがもしかしたら上島珈琲店のものと同じような気が↓
WADASUKE/和田助製作所 SW 銅コーヒーマグ 12オンス
こちらコメダ珈琲店の「金のアイスコーヒー」も銅のマグカップでアイスコーヒーが提供されるこだわり。
もしや、コメダコーヒーもやっぱり燕三条産の銅食器か!?
そろりそろり・・・
やっぱり!!!
もちろんチェーン店だけじゃなくこだわりのコーヒー屋さんが選ぶ銅食器はもちろんmade in 燕三条。
新光金属 COPPER100 純銅ビアーマグ 12oz CJ-S-588
コーヒーはかなり前から好きだけど、ちょっとこだわり始めようとすると豆や挽き方ばかりに目がいきがち(筆者だけ?)だけど、器にまでこだわるのがツウな気がしますよね。
しかも手作りタンブラーなんて・・・そりゃあ、コーヒーでもビールでも美味くないはずがないじゃないですか。
タンブラーの表面に滴る水滴が指先につたってそれがまた涼やかさを演出してくれるタンブラータイプも大満足ですが、家でPCや読書をしながら使うのであれば珈琲店のような取っ手付きのマグタイプも良いですね。
灼熱のアウトドアでキンッキン
暑い季節のキャンプやBBQは本当に気持ちがいいものですが、なんてったって灼熱地獄。。
そんな時にキンッキンに冷えた飲み物を飲むなんてたまらんのですよ。
しかも飲むだけじゃなくて、手で持っただけで、唇に触れただけで《涼》を感じることができるって、もうそれだけで幸せじゃないですか。
タンブラーについた水滴もまた涼やかでいいんです。
灼熱のアウトドアでキンッキンに冷えた銅タンブラーで飲むビールなんて、もう最高でしょ!
あ、でもちゃんと暑さ対策はしましょうね。
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本場【燕三条】でオリジナル純銅タンブラー作り体験
予約不要で世界に一つだけの槌目(つちめ)入れ体験ができるのはココ
金属加工「ものづくり」の本場《新潟県燕三条》でオリジナル純銅タンブラーが作れるのは燕市産業史料館。
なんとこちらは予約不要で「ものづくり」体験ができちゃいます。
筆者が行ったのは金曜日でしたが、貸切かって位に空いていました。(翌日土曜日も車中から見ましたが空いていました)
間違いなく穴場です!w
住所 | 〒959-1263 新潟県燕市大曲4330-1 |
電話番号 | 0256-63-7666 |
休館日 | 月曜日(祝休日の場合は翌日) 祝日の翌日 年末年始 |
アクセス | 上越新幹線燕三条駅から車で5分 北陸自動車道三条・燕インターから車で5分 |
体験工房館で純銅タンブラーの槌目入れ体験を申し込むと、早速ピカピカのタンブラーと金槌を用意していただきました。
このセットでひたすら銅のタンブラーに金槌を振り下ろして模様をつけていく作業を行うんですが・・・
一つ一つ金槌を振り下ろして槌目(金槌で作る凹凸の模様)を入れていく作業は、思っている以上に大変で、何より思った通りの模様にならない。。(力の加減が非常に難しい)
どうやら金槌には凹の面と凸の面があるらしく、それぞれ違う槌目をつけることができるらしいんだが・・・筆者には最後までとうとうわかりませんでした。。
それでも一つとして同じものはできないし、完全オリジナルの自分だけのタンブラーが出来上がるとすごく嬉しい(≧∇≦)
・・・ちょっと槌目がイビツじゃないかって?
いんや、これが「味」ってやつですよ!!
今回体験したコースはコレ↓↓
【純銅タンブラー槌目入れ】
体験料
・タンブラー 2,200円
・ショットグラス 1,700円
・ぐい呑み 1,700円
他にも洋白ショットグラス作り等が体験できる
今回筆者が体験した「純銅タンブラー槌目入れ」以外にも、燕産業史料館では色々な体験メニューが用意されています。
【洋白ショットグラス鎚目入れ体験】
体験料:2,000円
【洋白コーヒースプーン製作体験】
体験料:300円
【チタン製アイスクリーム酸化発色】
体験料:450円
【チタン製コーヒースプーン酸化発色体験】
体験料:700円
体験料も手頃な価格だし、体験時間も長いもので30分程度、短いものなら5分で終わるから、パパッと体験・作成して、近くにある村の鍛冶屋やスノピの本拠地に向かうのもオススメ。
自作タンブラーで飲む冷たいドリンクは格別
暑い日に飲むアイスコーヒー、仕事終わりのビール、自作のタンブラーで飲んだら更に美味いと思いませんか?
そりゃあもちろん美味いですよね!w
ネットで何でも手に入れられる時代ですので、お金を出せば世の中の大体のタンブラーは手に入るでしょう。
でも、自作タンブラーで飲み物を飲むあの体験はお金では買えません。
しかし、自作タンブラーを作る体験なら燕市産業史料館にて、2,000円前後で経験することができますよ。
まとめ
ユニフレームやスノーピーク、村の鍛冶屋という日本を代表するアウトドアブランドの本拠地が揃っている「モノづくり」のまち新潟県燕三条。
日本の「モノづくり」の中心、アウトドア用品作りの中心で体験できるオリジナルのタンブラー作りは、ともてもリーズナブルに貴重な体験ができるだけではなく、今後のアウトドアにも彩りを添えてくれる素敵な思い出になりました。
車で行くと東京から約4時間前後と、決して近い距離ではありませんが、普段使っているアウトドア用品が製造されている工場を巡り職人さんのお話を伺い、自分でもモノづくり体験をするなんてとても贅沢な体験ができました。
これから夏は自作タンブラーで冷やっとキンキン、冬は自作ククサで温もりを感じながらアウトドアを楽しむことができそうです。
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