本当に使えるのか懐疑心満々でソーラーチャージャーを購入、3時間でどれだけスマホを充電できるのか検証してみました。
キャンプや釣り、災害時にちゃんと使えないと意味ないですからね!
- ソーラーチャージャーの選び方
- 3時間でどれだけ充電できたのか
- 効率的なソーラーチャージャーの使い方
- 初期不良にあたってしまった時の対処法
このあたりを中心に記事をまとめてみました。
最初に購入した商品でたまたま「初期不良品」にあたってしまいましたが、筆者の購入したものは丁寧な対応で交換してもらうことができましたので、初期不良が心配な方も安心して入手してみてください。
ソーラーチャージャー、オススメです!
ソーラーチャージャーの種類と選び方
用途別に選ぶ
ソーラーチャージャーを選ぶ時にまず考えたいのは、どんな用途で使用したいかです。
スマホ充電がメインなのか、PCやポータブル電源も充電したいのかによって必要なW数や出力端子(USBだけでいいのか、コンセントもほしいのか)が変わってきます。
車中泊でIHヒーターや電気毛布を使用するのであれば、コンパクトさよりも発電量を重視した商品選びが必要になってくるでしょう。
必要なW数の目安
- スマホ・・・20~30W
- PC・・・45W以上(できれば60~65Wくらい)
- モバイル電源・・・100W以上
「モバイルバッテリー一体型」か「ソーラーパネル単体」か
かつてモバイルバッテリー一体型のソーラーチャージャーも持っていましたが、正直実用的ではありませんでした。。
ソーラーパネルは基本的にパネルの面積の大きさに比例して発電量が変わってくるようです。
あまりに小さいパネルだと十分な発電量が得られないため、モバイルバッテリー一体型の場合、あらかじめ本体へ充電をしておけばアウトドアでのスマホ充電には使えますが、バッテリー本体への充電はおまけ程度と考えたほうが良さそうです。
災害時の電源確保まで視野に入れている筆者の場合、モバイルバッテリー一体型よりも少し大きくはなりますが、ソーラーパネル単体でしっかり発電してくれるタイプの方が実用的で、いざという時も安心できるのでソーラーパネル単体のタイプを選びました。
安全基準をクリアしているか
ソーラーチャージャーやモバイルバッテリーにはさまざまな安全基準が設けられていますが、これらの安全基準を満たしていないと過充電による充電機器の故障や、最悪発火して火災になったりする可能性があります。
モバイルバッテリーやソーラーチャージャーを購入する際は、これらの安全基準を満たしている商品を選ぶようにしましょう。
各国の安全基準
- PSEマーク・・・日本の電気用品の安全確保に定められた法律
- CEマーク・・・EUの法律で定められた安全機能基準規格
- FCCマーク・・・米通信、電信及び電波安全規格
持ち運びやすさで選ぶ
筆者の使用用途はアウトドアと災害時の電源確保です。
となると手軽に持ち運べるサイズであることが重要になってきます。
畳半分くらいの大きなパネルであればとても大きな発電量を得ることができますが、いざ被災した時にサッと持ち出せるサイズではありません。
車で非難することができれば大きさはネックになりませんが、都市部では大きな地震の時は道路がマヒしていて車での非難が難しいことも想定されます。
キャンプや釣りでも手軽に使用でき、災害時にもリュックに入る大きさのソーラーチャージャーだと普段使いにも防災対策にもなります。
CAMP×防災にオススメのソーラーチャージャーはコレ!
筆者が選んだ十分実用的で安全基準をクリアしていて、いざという時もサッと持ち出せるサイズのソーラーチャージャーはこちらです。
いろんなソーラーチャージャーの商品がありますが、最大の決め手となったのはコンパクト際に対する発電量の大きさです。
4枚のソーラーパネルで28W(最大出力5V/4.8A)の発電ができるので、スマホやモバイルバッテリーの充電であれば十分に実用的です。
18ヶ月の保証が付いているのも安心!
一押しポイント
- 発電のW数が高い(28W)=早く充電できる
- 電流計付きで効率の良い設置位置、角度が一目瞭然
- 自動再充電機能つき(一度曇りになって充電ストップしても自動で再充電スタートしてくれる機能)
- 折り畳むだけで収納でき、ケース不要
- 各種安全基準を満たしているから安全安心
※ただし蓄電機能はついていないので単体での蓄電はできない(モバイルバッテリーへの充電は可能)
カタログスペック
- パネル:米国Sunpower(R)社パネル採用
- USBポート:2つ
- 出力:5V/4.0A(最大)
- 転換効率:21.5%〜23.5%
- 展開サイズ:84×28.2×0.5cm
- 折り畳みサイズ:28.2×3.4×16cm
- 重さ:675g
付属品
- ソーラーパネル 28W 本体
- USBケーブル(USB-A⇄USB-C)×1
- カラビナ×4
- 取扱説明書
- 保証カード
BigBlueソーラーチャージャーの使い方
①ソーラーパネルを広げて太陽光に当てる
②ソーラーパネルを太陽光に当てたままUSBコードをパネル本体へつないでから充電したい機器をつなげる
③電流計表示がゼロで充電が開始されない場合は、USBコードを外し、パネルを折りたたんでから再度①②を繰り返す
BigBlueソーラーチャージャーはこの手順が重要らしく、手順通りにしないとうまく充電ができないことがあるようです。
電流計の表示が「0.0」のまま充電できないときは、上記手順に従って再度挑戦してみるとうまく充電できるはずです。
初期不良?うまく充電できない時は
確認したいポイント4点
- 曇りや雨天は避け、晴天時に試してみる
- スマホへの充電は純正ケーブルを使用してみる
- 上記手順通りにパネルを開き、ケーブルをつないでみる
- パネルを一旦完全に閉じてから、もう一度手順通りに接続してみる
それでも充電できない時は・・・
手順通りにやってみてもどうしても充電できないときは、購入したBigBlueへ問い合わせてみましょう。
じつは筆者が購入した商品は、何度トライしても全く充電が開始されない初期不良品でした( ;∀;)
問い合わせてみると、上記の「確認したいポイント4点」を確認するように促されますが、それでも充電できないと伝えると、ちゃんと充電できる新しい商品を送ってくれることになりました。
問い合わせの対応は素晴らしくとても満足のいくものでしたが、これがキャンプに合わせて注文していたとしたら初期不良に当たってしまった場合、当日開封してみて使えないということになっていたとしたら・・・相当ショックだったと思います。。
なのでもし「今度使うときに購入しよ~」って思っている人がいたら、早めに注文してちゃんと充電できるかあらかじめ確認しておくことを強くオススメします!
【検証】3時間でどれだけ充電できる?
「ソーラーチャージャーって本当にちゃんと充電できるの?」
筆者も購入前にそう思っていたので、失敗したくないと購入を迷っている方の為に、実際に3時間でどれほど充電できるのか検証してみます!( ..)φ人柱…
「晴れ時々曇り」でどの程度充電できるのか検証
検証は6月末の真夏日、時々太陽が厚い雲に覆われる環境で検証してみました。
検証条件
- 天気:晴れ時々曇り
- 最高気温:38度
- スマホ:iPhone12Pro
- バッテリーの状態:最大容量89%
- 設定「最適化されたバッテリー充電」:ON
- 残充電量:6%
〈12:46〉検証開始・残充電量:6%
早速ソーラーパネルを開いて、手順通りに充電開始しました。
気温が38度もあるので、スマホが熱暴走しないようにソーラーチャージャー本体のポケットへ入れて検証します。
最初は快晴で電流計の表示も一気に「2.6」まで上がり…ってアレ??最大出力2.4Aじゃなかったっけ??
と思ったのも束の間、すぐに「1.1」程度まで落ち着きました。
〈13:46〉(残充電量:21%)
少し厚めの雲が太陽を覆って、その隙間からちょいちょい晴れ間が覗く程度の晴れ。
電流計は晴れ間が覗くと「1.1」、曇りになると「0.0」、厚めの雲に覆われると表示が消えて充電が一時中断されるような状況です。
充電が中断されても自動再充電機能が付いているので、また太陽が出るとすぐに充電がリスタートされています。
ちょっと太陽が雲に隠れ気味なのが気になる。。
〈14:46〉(残充電量:56%)
先ほどよりは太陽が出ている時間が多かったような気がしますが、相変わらず太陽と我々の間には厚い雲があり、太陽は出たり隠れたり隠れたり。。
これがキャンプや釣りだったらむしろ過ごしやすくて最高な天気なんだけどなぁ(^^;;
電流計は太陽が出ていれば「1.1」、雲に隠れちゃうと「0.2」まで下がりました。
〈15:46〉(残充電量:87%)
空はだいぶ雲が多くなってきたように感じますが、運よく太陽が顔を出している時間は長めでした。
太陽が当たっている時は電流計は「1.1」〜「0.9」あたりを表示し、しっかり充電されています。
太陽がうっすらと雲に覆われている時は「0.6」〜「0.2」あたりをウロウロ。それでも途切れることなく継続的に充電できていました。
【結論】3時間でも必要十分な充電量
快晴とはいえない微妙な天気ではあったものの、iPhoneが3時間で+81%充電できました!
太陽が雲に隠れた時の電流計の表示は「0.2」とか「0.3」でしたが、太陽がしっかりあたっている時は「1.1」で安定していました。
正直、電流計は充電できているかどうかの目安でしかなく、実際どれだけの発電ができているのかはよくわかりませんでした(^^;)
でも多分快晴だったらもっと早く充電できたんじゃないかなぁ。
結構雲が多かったのでちゃんと充電できるか心配でしたが、晴れ時々曇りの3時間でこれだけ充電できれば十分実用的ですね!
効率の良いソーラーチャージャーの使い方
キャンプや釣り、災害時に効率よくソーラーチャージャーを利用する方法をご紹介します。
太陽が出ている時にモバイルバッテリーへ充電しておけば、日が沈んでからいざ充電が必要になった時にも充電ができます。
屋外でソーラーチャージャーと一緒にスマホを放置するのって、盗難とかちょっと不安ですしね。。
もちろんモバイルバッテリーのオススメは、バッテリー内臓LEDランタン!
オススメバッテリー内蔵LEDランタンが神!地震・台風などの防災対策にも◎
本気の防災・車中泊には「大容量ポータブル電源×ソーラーパネル」もオススメ
車中泊でIH調理器具を使ったり、冬のキャンプで電気ヒーターを使ったり、地震や台風で停電に備える場合には、大容量ポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせが最強です!
ポータブル電源なら家庭用コンセントも使えるし、なんといっても蓄電できる容量がバカでかい!
ソーラーパネルの発電量も100Wもあるので、スマホはもちろんPCやIH調理器具も余裕で使えちゃいます。
万が一停電になった際もこれ一つあれば家族のスマホ充電、料理、暖房、なんでもこいですね。
まとめ
アウトドアにも防災対策にも使えるソーラーチャージャー、万が一に備えて一家に一台あると安心感が違いますね。
10年以上前に買ったソーラーパネルのついたモバイルバッテリーは、とても実用レベルと言えるものではありませんでしたが、技術の進化は素晴らしいですね。
キャンプの時はザックに、釣りの時はタックルボックスやバッカンに、在外時には非常用持ち出しバッグに余裕で入る大きさで十分実用的!
USBに繋げる卓上扇風機やUSBヒーターブランケットなど、スマホ充電以外の用途も色々楽しめそうですね。
こんな安心感がネットで買えるなんて、本当にいい時代になりましたね(*´꒳`*)
筆者のように初期不良にあたってしまっても、サポートがしっかりしているので安心です。
ただ、いざ使いたい時に万が一不良品だと本当にがっかりすることになってしまうので、購入を検討されている方は余裕を持って早めの入手をオススメします!
今回の検証結果をぜひ参考にして、安心のソーラー生活を手に入れてみてください。